さてこれは何でしょうか?
2社のコラボレーションです。
これは「チドリ」と言う部品です。最近は見なくなりましたね。
カンティーやセンタープルブレーキのアーチワイヤーを引くために用いる金具です。
(センタープルって判りますか?)
記載されている「DIA」「WEINMANN」は、60年代の頃に「DIA-COMPE」の日本の(株)ヨシガイとスイスのワイマン社が技術提携していた頃の製品だからです。
(ワイマンはブレーキとリムのメーカーでしたが、最近は聞きませんね。)
今は世界中のどこへ行っても「メイド・イン・ジャパン」は通用いたしますが、この頃は海外との技術提携しながら製品を作っていたんですね。
この「チドリ」も私が高校生の頃(80年代前半です!)にブレーキ一式を知人から譲っていただき使っていたのですが、今では残っているこの「チドリ」を「お守り」代わりにポタリング車(お散歩自転車)に付けております。
さて、続いてのこれは何でしょうか?
一応、両方とも本物です。(偽物も結構有りました!)
これはクロモリフレームに貼られるパイプのギャランティシールです。
クロモリパイプ全盛期の80年代の頃は、国内外を含めてたくさんのパイプの種類がありましたため、このシールが無いと塗装された後のフレームは、どのパイプを使ったフレームなのか判りませんでした。
塗装する前の生地の状態でも、レイノルズ531はパイプに刻印が打ってありましたが、他のパイプは刻印も無く、見てもさっぱり判りませんでした。
ただ左側の「石渡017」は当時の石渡(今のカイセイでしたっけ?)で2番目に軽いパイプにて、トップチューブの「薄い」ところは、人差し指と親指で力を掛けるだけでパイプが「ゆがむ」のが判るぐらいの薄さだったのを覚えております。
これはパイプを「薄く」して「軽量化」を狙った訳ですが、当然パイプの「強度」は落ちますので、ピストなどによく使われておりました。
当然、競技場内のみの使用にて、今のように町中で使うには強度的に無理でしょう!
(たぶん、ピスト用のブレーキを取り付けたらパイプが凹むのでは!)
今回はフレーム関係のものを書かせていただきましたが、以前ご紹介いたしました「ギザロバッジ」なども如何でしょうか。
これではイタリア、ミラノにある自転車の教会で、昔から自転車の「お守り」として販売されているものです。
教会で正式(?)に自転車の「お守り」として売られているものはこのギザロ教会と、もう一つしか無かったはずです。(すみません教会の名前は忘れました!)
私の手持ちもあと3個です。
ただこのバッジはフレームに巻いてネジで留めるのですが、昔の規格のシートパイプφ28.6にはぴったりですが、最近のφ31.6やφ34.9のフレームにはちょっと辛いです。
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